遠方凝視法による視力トレーニングシステム・ズームケアについての各種のQ&Aをまとめたコーナーです。ズームケア全般について、ズームケアで使用するハードウェアについて、ズームケアの料金についてなどを分かりやすく解説しています。

ZoomCareについて

ズームケアは遠方凝視法を基本にした視力トレーニングシステムです。タブレットとキーパッド、ならびにタブレットスタンドやウォールマウントで構成された基本セットの機器を使って、視力測定と遠方凝視法のトレーニングを兼ねた視力トレーニングを行うことで、視力低下を防ぐとともに視力トレーニングによって視力を回復させます。ズームケアは日々の記録をクラウドによりデータ管理、視力の変化はタブレットや PC にて直感的なグラフ表示にて確認することができます。ズームケアは現代人の視力クライシスから目を守ります。

ズームケアはご利用いただくユーザー数によってサブスクリプションのタイプが分かれています。おひとりでご利用いただく場合はズームケアベーシックを、家族みんなでご利用いただく場合は 5 アカウントまでご利用が可能なズームケアファミリーを、また学校や学習塾などでご利用いただく場合は 40 アカウントまでシェアが可能なズームケアスクールを、オフィスや工場などでご利用いただく場合は、ズームケアビズ 10 やビズ 100 で、ご利用人数によって 10 人や 100 人でシェアしていただけます。また専門医の先生方がご利用いただく場合は 300アカウントまでシェアが可能なズームケアドクターをご用意しています。スクール、ビズ、ドクターの各タイプは複数契約をしていただく事が可能になっています。各タイプの価格については料金表をご覧ください。

ズームケアのご利用にあたっては、まずタブレット、キーパッド、スタンドまたはウォールマウントで構成される基本セットを購入していただくことが必要となります。タブレットを机上においてご使用いただく時は、スタンド式基本セット、またタブレットを壁面に固定してご使用いただく場合は壁面式基本セットをご購入いただき、その上でご利用人数や目的に応じてサブスクリプションのタイプを選定してお申し込みください。ズームケアはサブスクリプションのみ、あるいは基本セットのみの販売は行っておりません。

ズームケアはトレーニングデータをクラウドに毎回記録します。そのためトレーニング時は Wi-Fi に接続しインターネットに接続しておく必要があります。ズームケアをインターネットに接続するための Wi-Fi の通信環境はお客様ご自身でご準備ください。なおタブレットはキーパッドの無線通信の Bluetooth 機能によって遠隔操作いたします。タブレットとキーパッドのペアリングについてはマニュアル通りの操作をしていただくと接続が可能となります。

遠方凝視法は遠くのものに視点をあわせ、意識して凝視する視力トレーニングのことです。スマホやゲーム機など近くのものを見続けると、緊張状態が続き目の調節機能である毛様体筋に極度の緊張が続きます。そしてその状態が続くと屈折性近視(仮性近視)となり、そのまま放置すると眼球の長さ=眼軸が伸びる軸性近視となってしまいます。遠方凝視法は専門医も認める視力回復トレーニング法と言われていますが、遠くのものを見つづけることは日常生活の中では習慣づけるのは容易ではありません。ズームケアは視力測定と視力トレーニングを組み合わせ、個人の記録をグラフ化することで、遠方凝視法を自然に実行できようにした視力トレーニングシステムです。

ZoomCare管理画面(コンソール)について

ZoomCare 管理画面(コンソール)は PC やスマホからアクセスできる管理画面です。管理画面には契約アカウントの他に、管理者アカウント、ユーザーアカウントでログインできます。ログイン画面は共通ですがアカウントの種類によって、「契約会員コンソール」「管理者コンソール」「ユーザーコンソール」と表示されるコンテンツ内容はそれぞれ違っており、各アカウントに応じた編集画面や閲覧画面が用意されています。ズームケアを始めるにあたってはホームページ右上にある「ログイン」のボタンより「契約会員コンソール」にすすみ、ユーザーアカウントを作成することが一番最初の作業となります。

契約アカウントで ZoomCare 管理画面(コンソール)にログインした場合、契約アカウント情報の変更や、連絡メールアドレスの変更、お支払い履歴の確認、クレジットカード情報の変更、契約プランの解約・変更の申し込みなどを行うことが出来ます。

契約アカウントは最初に商品などをご購入いただいたアカウントのことです。月々のお支払いなど代表となるアカウントとなります。ユーザーアカウントは視力トレーニングを行うユーザーのことで、契約アカウントや管理者アカウントによって管理画面上で作成されるアカウントのことを指します。各サブスクリプションの契約プランはこのユーザーアカウントの作成できる数量で区別されています。

契約アカウントによってユーザーアカウントを作成する際に、管理者権限を与えられたアカウントのことを指します。ズームケアスクールなどクラス数が複数になる場合には、それぞれのクラスの管理用に管理者アカウントを作成することで、トレーニング記録の確認など効率的に行うことが可能となります。

契約アカウントまたは管理者アカウントで ZoomCare 管理画面(コンソール)にログインすると、ユーザーアカウントを作成する機能を使用することができます。ユーザーアカウントでログインした人は他のユーザーアカウントを作成することはできません。契約アカウントや管理者アカウントはユーザーアカウントを兼ねますので、ユーザーアカウントと同じように視力トレーニングを行うことができます。

契約アカウントのパスワードを忘れてしまった場合は、ログイン画面の「パスワードを忘れた場合」のリンクからパスワードの再設定を行ってください。ユーザーアカウントのパスワードを忘れてしまった場合は、契約アカウントまたは管理者アカウントでログインし、コンソール上から再設定を行ってください。

ZoomCareタブレットの機能について

ZoomCare タブレットは視力測定モード、トレーニングモード、記録閲覧モードの3つの大きな機能があります。ユーザーはログイン後に視力測定モード、トレーニングモードのいずれかを選び視力トレーニングを開始します。視力測定や視力トレーニングは音声に従って ZoomCare キーパッドを操作するだけで、自動的に視力測定や視力トレーニングを行い、またその結果を記録できるようになっています。ZoomCare タブレットはインターネット接続が必要になるため、別途 Wi-Fi 環境をご準備ください。

ZoomCare の視力測定の距離は、3m,、5m、6m の 3 種類の距離が切り替えられるようになっています。ズームケアを使用する部屋の広さによって、タブレットで距離の設定を変更してください。一般的には 3m や 5m が標準的ですが、加えてアメリカ眼科学会が遠方凝視法で推奨する 20 フィート(6m)の距離よる視力測定=遠方凝視法もできるようになっています。デフォルトでは 3m に設定されています。

視力を判定する基準はその正答の数を、5 問中 4 問正答、4 問中 3 問正答、3 問中 2 問正答の 3 種類のいずれかの判定基準を選べるようになっています。正答の数が満たされると 1 つ上のレベルが表示されるようになっています。初期設定では 4 問中 3 問正答でその視力をクリアしたと判定されるようになっています。

環境設定の画面にて視力測定のための表示されるランドルト環の切れ目の方向を、4 種類(上下左右)と 8 種類(上下左右と斜め)の 2 種類から選ぶことができます。これを切り替えると正答の難易度が変化します。

視力測定のためのランドルト環の表示される秒数は、5 秒、7.5 秒、10 秒の3種類から選ぶことができます。ユーザーが小学校低学年などの場合は表示秒数を長めに設定することをお薦めします。初期設定ではランドルト環の表示は 5 秒に設定されています。

ズームケアのトレーニングモードは 4 種類あります。視力測定モードとは違ってトレーニングモードではランドルト環や風景写真がゆっくりと動きながら表示される、ズームケアオリジナルのトレーニングモードになっています。適度な緊張を保ちながら自然なかたちで遠方凝視をすることで、無理のない視力回復トレーニングができるようになっています。視力測定のあとでトレーニングモードを使用することを推奨いたします。

ZoomCare タブレットと ZoomCare キーパッドは無線通信技術「Bluetooth®(ブルートゥース)」によってケーブルなしで遠隔操作を行うようになっています。タブレットとキーパッドのペアリング操作を行うと、タブレットにキーパッドとのペアリング状態が記憶されます。

ズームケアのトレーニング記録を見る方法は 2 通りあります。ひとつは ZoomCare タブレットで見る方法で、メインメニューの「記録をみる」をクリックしていただくと、ユーザーの視力推移グラフ、トレーニングの実施カレンダー、最新レポートなどを確認することができます。もうひとつの方法は PC やスマホから管理画面(コンソール)にログインすると、トレーニング記録を確認することができます。
また管理画面(コンソール)に契約アカウントや管理者アカウントでログインした時は、登録ユーザー全員の視力推移の傾向を表示するグラフや、特に視力低下の傾向があるユーザーの表示など、視力管理のための集計グラフを見ることが出来ます。

ZoomCareキーパッドについて

ZoomCare キーパッドはタブレットに表示される画面を遠隔操作するためのツールです。ZoomCare キーパッドは ZoomCare タブレットと無線通信の Bluetooth によりペアリングされることで操作が可能となります。キーパッドには視力測定のためのランドルト環のアイコンをはじめ、離れたところから、切れ目なく視力測定やトレーニングができるよう、モード切替などの各種のボタンが配置されています。

ZoomCare キーパッドは ZoomCare タブレットと Bluetooth によりペアリングされることで操作が可能となります。ZoomCare タブレットの Bluetooth 設定画面でキーパッドのブルートゥースアイコンを長押し(3 秒以上)し、表示される「ZoomCare Keypad」を選ぶとペアリングが成立します。ペアリングが成立すると無線通信によってキーパッドからタブレットの遠隔操作が可能となります。

ZoomCareスタンド・ウォールマウントについて

タブレットスタンドは ZoomCare タブレットを机の上などに置いて使用する時に使います。ZoomCare のスタンド式基本セット(商品番号 : ZCD-01) に含まれています。タブレットスタンドは移動が自由なため、場所を移動してズームケアを使用したい方にお薦めです。

ウォールマウントは ZoomCare タブレットを壁面などに取り付けて使用する時に使います。ZoomCare の壁面式基本セット(商品番号 : ZCD-02) に含まれています。ウォールマウントのベースを両面テープまたはネジによって壁面に取付け、マウント本体とベースはマジックテープにて固定いたします。マジックテープは強力でタブレットの重量に耐える構造になっています。スタンドとは違って手軽に移動はできませんが、壁面のため置く場所を取らないというメリットがあります。

ご請求・お支払いについて

ズームケアのご利用には、ZoomCare 基本セットのご購入と同時に、運用費のサブスクリプション(月額費用)をご契約、クレジットカード決済をしていただくことになります。初回サブスクリプション費用は次月分の運用分となりますが、ご契約月の運用費は無料となるためZoomCare 基本セットが届いた時点からズームケアはご利用いただけます。

ズームケアの見積書が必要な場合はホームページの相談窓口「学校ホットライン」「専門医ホットライン」またはお問合せからお申し込みください。

契約アカウントで管理画面(コンソール)に入っていただき、お支払い履歴より、請求書ファイルをダウンロードしてください。

ズームケアはクレジットカード決済が基本となるため、領収書は基本的に発行しておりません。

ズームケアのお支払いはクレジットカード決済が基本となっております。学校法人、医療法人等の都合でクレジットカード決済がどうしても利用できない場合は、相談窓口「学校ホットライン」「専門医ホットライン」またはお問合せからその旨、ご相談ください。ケース別のご要望にお応えいたします。